［中国］日本「中国の５Gインフラに遅れ、コア不足が影響」中国「コア不足はない。中国の５Ｇは世界一」［中国の反応］

初出：2021-08-24

日本メディア、世界的なコア不足が影響
中国メディア、コア不足はない。計画は進んでいる
中国の反応

日本メディア、世界的なコア不足が影響

2020年、中国の５Ｇ網が急速に発展、年間58万を超える５Ｇ基地局がすべての県規模の都市をカバー。
ただ、その中国の５Ｇのインフラ構築が鈍化しているという見向きがある。

日本『日経アジアレビュー』は8月19日、５Gインフラ支出減少の原因は、世界的なコア不足が自動車や他の多くの製品同様生産に影響を与えたことであると報告した。
実際、国営通信事業者（チャイナモバイル、チャイナユニコム、チャイナテレコム、チャイナタワー）の５Ｇインフラ建設への支出が25％減少、新設の５Ｇ基地局も前年同期比から34％減少している。
また、チャイナテレコムの副ゼネラルマネージャー劉桂清氏が、上半期にコアの不足が一部のネットワーク機器の配送の遅延を引き起こし、同社の５Ｇネットワーク構築に影響を与えたと取材に答えている。

中国メディア、コア不足はない。計画は進んでいる

しかし、中国メディアが通信事業者に確認した所、コアの不足はない。インフラ建設の鈍化は700MHz帯についてテレビ、ラジオなどメディアと一時的に協議しているためで、コアの供給に問題は生じていないとの回答を受けた。
チャイナユニコム・チャイナテレコムはインフラのインフラの共同構築共同利用なども考えているが、コストダウンと効率化を図っているためとした。
設備投資の予算自体に変更はなく700MHzの５Ｇ基地局の建設も今後進んでいくとの回答だった。
専門家も、基地局で使用するものと携帯電話のコアは同じではない。技術も成熟しており、使用量も比較的少なく問題が出るとは考えられないとしている。

現在、中国の５Ｇ標準必須特許のシェアは世界第1位であり、世界の５Ｇ特許の3分の1を占めている。
2021年6月末現在、中国は最大96.1万の５Ｇ基地局を開設し、基地局の数でも世界第1位である。